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(映画)『子連れ狼 三途の川の乳母車』(1972年 三隅研次) [映画]

「子連れ狼」という話は、拝一刀が常に命を狙われている話なのだな。命の狙われ方が「座頭市」の比ではなく、すさまじい。拝はそれらをことごとく撃退していく。手や足が宙に舞う。
冒頭の驚くべき殺陣場面から、クライマックスの連続。小池一雄が脚本を書いていることもあり、劇画そのものだ。三隅をそれを理解して、画で見せる。劇画との勝負。ズームダウンや、血しぶきや音楽は映画なればこそ。音楽といえば、シタールのような音があったり、パーカッションを使った音楽が変わっていてよかった。
冒頭の闘いを超えるような決闘場面はなかったが、眉間を割ることにこだわっていて、最後には後ろからの画だが、ぱっくり二つに!
一番強そうだった女忍者が、途中から拝に惚れた風になって一戦交えなかったのが残念だった。井戸の場面で手出しできなかったのは、隙の無さに恐れをなしたということだろう。それはラストシーンにも繋がっていく。
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コメント 1

サンフランシスコ人

『子連れ狼 三途の川の乳母車』.....2018年11月11日にサンフランシスコの映画館で上映....

http://www.roxie.com/ai1ec_event/staff-pick-lone-wolf-and-cub-baby-cart-at-the-river-styx/?instance_id=30478


by サンフランシスコ人 (2018-10-21 04:09) 

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