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(映画)『ニューハーフ・エクスタシー』(1991年 サトウトシキ) [映画]

TVの脚本家である主人公の部屋には、トリュフォーの『黒のエチュード』や『日曜日が待ち遠しい』のポスターが貼られている。脚本の小林政宏(この作品では宏一)の趣味が出ている。失恋して打ちのめされ、気乗りがしなかったピンク映画の脚本を半ば自棄気味に書いてみせると宣言するところなど、主人公は小林の分身かもしれない。
主人公がニューハーフと肉体関係に至るまでの流れは、とても自然で、彼女は美しく、乳房もあって、女性との交渉と何ら変わるところがない。演じている麻倉みおという人は本当は女性ではないかと疑うことしきり。しかし、クレジットをみるとニューハーフらしいし、そういえば、腕の筋肉が男性っぽいか。
その彼女が他の男と関係することに主人公は嫉妬し、しまいには相手に殴りかかる。嫉妬を気持を友人は「男の部分に惹かれているから」と分析するが、それは逆ではないか。女の部分に惹かれているからこそ、冷たくされて怒った主人公は昔の女を呼び出し、暴行しようとしたと見る方が自然のように思える。
その雨の中の暴行シーンは、低いポジションからのワンシーンワンカットで撮られていて、主人公の熱情の空回りがよりむなしいものに見える。
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日夜偏見と戦う女

麻倉みおさんは
中身(心)は男性そのものだし
性格もキツイ
人に対する思いやりの欠片も無い
人より若く見られる私に
バケモノ呼ばわりした
そう言う方でしたね
因みに私は女性としていきています
私自身ゲイてもホモでも無いし
元々キャバクラで普通の女の子として
キャバ嬢をしていたある日
笑っていいともを見て
ニューハーフに憧れるようになりましたが
ニューハーフの世界は閉鎖的で
事あるごとに
女になったら潰れる
と言う言葉ばかりが
溢れている世界
ニューハーフは男性以外を
恋愛対象にしては駄目
正直そんな世界が私には合いませんでした
by 日夜偏見と戦う女 (2016-05-23 03:06) 

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