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(V)『サニー/32』(2018年 白石和彌) [ヴィデオ]

舞台は新潟。(ロケは長岡で行われたようだ。)
若い女教師が何者かに拉致される。彼女は14年前、11歳の時に同級生を殺してネットに顔がさられ三本指と二本指のサニー印が有名になったサニーらしい。彼女に興味を持っている男女が集まって拉致を実行したようだ。
弱い立場であったはずの彼女が、映画のちょうど真ん中あたりで、彼らを支配するような立場に逆転する。高い緊張感が持続し、予想もしない方向に話が進んでいく形式は、園子温の映画を彷彿させた。ネットの世界で有名になった彼女が、ネットの世界で教祖のような役割を演じる。そして本物のサニーまで登場するが、この段階では彼女はもはや何者であるかは関係ない。この話がどこへ行きつくのかを見極めることにのみ眼が向く。
周りの人たちが次々と死んでしまうので、サニーも同じ運命かと見ていたら、無事決着した。考えてみれば、いじめられている生徒を救うのに、こんな大仰な仕掛けが必要だったのか。
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