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(L)小林建樹、高橋徹也@渋谷Last Waltz(07/08/2016) [ライヴ]

イヴェント題名が「1972」。二人の共通点である生まれた年。いわゆる団塊ジュニアの世代だが、この世代は親の世代の歌手がフォークブームで出てきて80年代以降衰退したのと同様、音楽業界バブルの中でデビュウしたのち、厳しい目にあっているところが似ていると考察したが。。
店の企画かと思ったら、前から高橋が小林を誘っていたらしい。小林は二年ぶりのライヴと言っていたので、やっと重い腰が上がったということか。
ラストワルツはステージ高がないので、観客席に丸イスをぎっしり並べられたところに演奏者が座るとほとんど見えない。。

<小林建樹>
90年代の終りにメジャーで出したレコードを聴いたことがあるし、ライヴもたぶん見ている。
最初の四曲は生ギターの弾き語り。ひとりでスタジオ練習--全力の演奏は自宅ではできないと思うので--をしたそのままの雰囲気で曲間を切らずに次々と演奏するので、観客も拍手をする隙がない。
四曲終わってから生ピアノに移動して、ご丁寧に演奏した曲目紹介をしながらピアノでさわりを再演。これがどれもピアノの方がいいと感じた。。紹介された曲目は、「赤目のジャック」「満月」「明日の風」(新曲)「サウンド・グライダー」。
このあとのピアノで弾き語りをした4、5曲は、まったく曲目紹介がなかったのはなぜ?(「祈り」はわかったが。)
それにしても、これだけ曲が書けて、ピアノが弾けて、歌もうまく、声量が豊かで、女性に受けそうな優しい顔をしている小林が大きく売れないのはなぜという疑問に捕らわれてしまう。個人的には、歌いあげるヴォーカルに疲れてしまう部分はある--ピアノの弾き語りの際「静かな曲を」と言っていたが、全然静かな声ではなかった。。--が、一般的には受けるのではないか。やはりどこかに欠陥がないといけないということか。。
50分で終了。

<高橋徹也>
この日はバンドで。お馴染みの三人がバック。高橋&鹿島は立って演奏していたので、胸から上くらいは見えた。
最初の二曲は『The Endless Summer』からの「夜明けのフリーウェイ」と「The Orchestra」で、鹿島のベースがぶいぶい聴こえてすごく乗った気持ちのいい演奏だった。高橋のヴォーカルも、いつもより低く聴こえたが前に出ている感じを受けた。
そのあとは音源になっていない曲ばかりが続いたが、「シグナル」「雨宿り」などの新しい曲は、レコーディング中の新アルバムに入るということだろうか。また、最初の二曲を除けば一番印象深かったのが「夕暮れ星」。これもぜひ新アルバムに入れてほしい。
最後は、高橋流ラテンといったノリのよい曲で締める。こちらも本編は50分。

アンコールはどうするのかと見ていたら、小林も登場し、高橋の歌をセッションするという。
最初は小林のピアノのアドリブ演奏がしばらくあってから、突如高橋の歌が始まる。「微熱」。二番は小林が歌ったが、これはなかなかよかった。小林が加わって演奏のパワーが三倍くらい増した感じ。いいものを見させてもらった。
高橋の次のバンドライヴは、いよいよ20周年記念らしい。駆けつけねば。
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