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(映画)『白馬城の花嫁』(1961年 沢島忠) [映画]

近所の爺さんから聞いた昔の話が、自分にも起こると思い込んでいる娘。彼女はみなし児で--ひとりで暮らしている--、機織りをして生活しているが、美しい白馬城--美術の井川徳道による絵--の殿様が自分を嫁として迎えに来るという思い込み。と思ったら、代官が殿様を探しているという騒動が起こり、彼女の家に三人組の男が。「殿様」というのはその盗賊のあだ名なのだが、殿様狂いの彼女を見て、彼と仲間の二人が本当の殿様のふりをして彼女をだまして江戸へ逃げる。
駄々をこねて三人組について江戸にやってきたり、三人に逃げられてからは、居酒屋で働いたり--居酒屋の体育館のような大型セットも見もの--、主役はあくまでも彼女。彼女の思い込みの行動が話を進めていく。
彼女が説得されて白馬城の村へ戻ると、江戸の悪人や奉行所の親分までもが、村へやってくるという流れ。殿様が待つという白馬城へ行ってみれば、城は廃墟。
少女の夢破れたりとなるはずのところが、実は彼女は現実的で、お城に住めなくても、彼が殿様でなくとも、好きな人を手に入れたことで満足というオチ。
ミュージカル仕立てで、物語に関係なく、やぐらのまわりで踊るたくさんの人たちの前で、十手持ち役の高田浩吉と歌う場面などがあった。
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