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(V)『教育と愛国』(2022年 斉加尚代) [ヴィデオ]

「道徳」が70年ぶりに正規科目となった--かつて小学校で道徳の時間はあったが、たしかに教科書はなかった気がする--ことを含め、国の教育改革によって、教科書がどのように変わってきたのかを描くドキュメンタリー。情報量の多さと、話を訊く人々の多彩さから、場面が目まぐるしく変わるが、解説音声を入れてわかりやすく見せていく。
斉加監督の立場としては、国の意向によって歴史教科書が悪い方向へ書き換えられていることに警鐘を鳴らしているのだが、その下で登場する、書き換えられた内容をよしとする歴史学者や地方自治体の長等は、馬鹿にしか見えない。(歴史学者が歴史に学ぶ必要はないと言ったり、左翼=反日と決めつけるのには呆れ果ててしまう。)
いちばん驚いたのは、学び舎の歴史教科書を採用している学校へ送りつけた大量の脅迫ハガキ。内容もよく覚えていないのに、上の方から協力してくれと言われてたくさん送った、と悪びれず発言する人たち。街宣車だとか右翼の人たちのほうがよっぽど恐ろしい。
正しいことを言っている人と要注意人物の名前がわかってよかった。今後の指針としたい。
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