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(B)『皆殺し映画通信 死んで貰います』(柳下毅一郎著 カンゼン刊) [本]

2022年分で特筆すべきは、見た作品が三本もあったこと。ただ、『Revolution +1』と『夜明けまでバス停で』は、「皆殺し映画」というより、前者でやってほしかったことを後者がやっているという流れで登場する。著者の指摘するとおり、確かに若松監督であれば、何がなんでも国葬の日に公開を間に合わせただろう。
皆が知る大作の数が少ないようにに感ずるのは、この企画の趣意に照らして、皆が知らないトンデモ映画を追いかけるのを優先しているから。
前年同様、後半部分は二回分の講演の様子を収録したもので、実際に配信で見ていたが、「まち映画」を三十本も作っている藤橋誠監督の明確かつ真摯な態度--普通、著者と初対面で斯様な場所に出てこないだろう--にあらためて感銘を受けた。
今回も価格がしっかり百円上がっている。
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