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(V)『男はつらいよ 寅次郎頑張れ!』(1977年 山田洋次) [ヴィデオ]

前半は、柴又を舞台とした、若い二人の恋愛話になっている。男のほうはとらやの二階に下宿しており、女は叔父がやっている食堂で働いている。純情な二人という設定なのだろうが、わざとらしい感じがして、男の配役をもっと素朴な人にした方がよかったのではないか。(二人の初めての逢引場所が不忍池というのはよかった。)
失恋したと思い込み田舎--長崎の平戸--へ帰ってしまった男を追って寅さんも平戸へ。そこで彼の姉に会って一目惚れするという流れ。
せっかくの藤村志保という配役も、寅さんの気持ちを慮ることなく、ただニコニコしているだけでは魅力半減。とらやに集うお馴染みの人たちの安定感ばかり目に付いた。
兄妹の線路沿いの別れの場面は、やはり見どころ。
前々作で登場した旅回り一座と寅さんが再会する場面が最後におまけのようにあった。
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