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(V)『逆襲大蛇丸』(1955年 加藤泰) [ヴィデオ]

主人公が柏崎の城に現れる最初に場面はホラー的演出。前作でも怪物が現れる場面はホラー風だったが、いかんせんガマの動きがのろくて。。
主人公一族を滅ぼすのに力を貸した諏訪の殿さまが、反省して味方するといっているのに、全然信用しないため、物語が先に進まず、おろち丸ばかりが強調される話になってしまった。
しかし、朝雲という続編から登場した女盗賊が、皆が集う宴会の場で歌を披露する場面をワンカットで見せた後、覆面をした主人公の踊りと入れ替わるキャメラの流麗さと画面に写り込む大勢の人に加藤監督の演出の上手さを見た。
最後の斬り合いも、たくさんの人が入り乱れて躍動感に溢れる。首が飛ぶ場面まであった!
天守閣の上でのおろち丸との最終決戦。ガマは姫が掲げる朝霧丸という妖刀の助けを得て大蛇を追い払って終りになってしまったが、皆で喜び合う締めの場面がほしかった。
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