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(V)『花の高2トリオ 初恋時代』(1975年 森永健次郎) [ヴィデオ]

高2トリオの面々は、それぞれ長野、秋田、長崎に住んでいて、夏休みに同じ服飾家を訪ねて東京に来て偶然出遭うという設定。(道端で出遭うのだが。)
三人の性格の描き分けはある--森は田舎の純朴娘、桜田は男勝りの天真爛漫な娘、山口は基督教徒でまじめな娘--ものの、ひとりを突出させてはいけないという原則があった--主題歌も三人で歌っている--ようで、皆が惚れてしまうボート部主将を誰が勝ち取るかという展開にはならず、熱気球を手作りして、霞ヶ浦まで往復するという無難なクライマックス。これでは物語に情感を出すどころではなく、せっかく起用された森永監督も出番なしという感じ。
少年を乗せて三人だけで熱気球を運転するのはかなり無謀。(撮影ではもうひとり乗っていたのがちらっと見えたが)
三人を平等に描いてはいたが、知り合ったばかりの男のオートバイの後ろに乗ったり、田舎の同級生と方言でしゃべったりする快活な桜田が一番魅力的に見えた。
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