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(映画)『湖中の女』(1946年 ロバート・モンゴメリー) [映画]

主人公--フィリップ・マーロウ--が、画面を向いて解説者のように語りかける場面以外、全編主人公の見た目ショットで展開する野心作。鏡がうまく活用されており、鏡の前で話をする場面が何度かあって、その際は主人公の姿が写る。
遺体が発見される場面だとか、回想場面も当然なく、さらに題名になっている湖に主人公が行かないので、会話だけで物語が進展していき、少々息苦しい印象も。(舞台劇を見ているよう)
しかしながら、主人公が会話する人物を、怪しい所がないか観察して、その裏の気持ちを推し量って、自らが犯人を突き止める気分が味わえる。話もなかなか面白い。
この語り口は、脚本が初めからそうなっていたのか、それとも主人公も演じているモンゴメリー監督の発明か。
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