SSブログ

(V)『ヨーロッパ』(1991年 ラース・フォン・トリアー) [ヴィデオ]

舞台は、第二次大戦後のドイツ。米国人の主人公がドイツ人の叔父の紹介で車掌として働き始める。ドイツの復興を手助けしたいと思っていた彼が、いつの間にか占領軍に反抗する組織「人狼」の活動に巻き込まれていくという話。
この作品も黒白画面で、占領下のドイツの鬱屈感や緊張感がよくでていた。画面が時折彩色されている場面があって、その意図はわからなかったけれど、現実と幻想の合わいを見せるような内容にふさわしい。『エレメント・オブ・クライム』の語り口でしっかり物語を見せている感じ。
『エピデミック』にも出演していたが、今作にもウド・キアーが出ていて、初期からフォン・トリアー組の常連であったことがわかった。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。