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(V)『リボルバー』(1988年 藤田敏八) [ヴィデオ]

鹿児島を舞台として競輪狂の二人組--まず二人が登場するのは別府競輪場--、勤務に倦んでいる警官とそのお見合い相手、高校生の男女、恋愛関係にある会社の上司と部下、バアで働く女など多彩な人たちを代わる代わる見せる。この調子で最後、舞台を札幌に移しても、つかず離れず交錯するところをずっと描く。
公開時に見たとき、ひっかかるところがないという印象が残ったのだが、それもそのはず登場人物それぞれの内面へ迫らず、彼らの行動が物語を生むところを見せる構えの映画だった。
部下に振られて自棄をおこしたサラリーマンが警官の拳銃を奪ってから、そのリヴォルヴァ拳銃が登場人物のひとりとして加わった。
競馬狂の二人を最後まで登場させたところがミソ。
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