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(映画)『かあさん長生きしてね』(1962年 川頭義郎) [映画]

東京--神田淡路町あたりのよう--のクリーニング店に住込みで働く青年は、青森の十三出身で母は、親戚の家で家政婦として働いている。彼の中華料理屋で働く娘との恋愛話を織り交ぜながら、母親との関係を描く。
雇い主と雇われ人の格差--いくら働いても金が貯まらない--の話が、当時の状況を反映していて、貧しかった時代を認識させる。また、主人公と娘は相思相愛をなのだが、彼女の兄はもっと固い職業の男に嫁がせたいと思っている。(しかし、主人公の母から直接お願いされては、仕方がないだろう。。)
せっかく上京して働き始めた母親が、肺病で帰ってしまうという暗い流れが、最後は呼び戻して東京で治療を受けるという希望ある結末となったのが、とてもよかった。(「保険」が強調されていたのは、これも時代を反映していたのか。)
途中、お盆で帰省する場面で、十三の祭りで「十三の砂山」が歌われる場面は、個人的に大いに注目した。
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