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(配信)辻香織フォークフェスティバル第三夜@晴れたら空に豆まいて(09/19/2022) [配信ライヴ]

9月の第二夜に続き、この日は第三夜、ゲストは、小室等と映画監督の岩井俊二。

<辻香織>
前回同様、辻のステージから。この日のバックは、ギターが古橋一晃と前回と変わったが、ベースは同じ鹿島達也!鹿島の楽器は電気のアップライトではなく、130歳だというウッドベース。小室も含めた演奏曲の雰囲気に合わせたのか、全曲これで通していた。
前回に続き、早川義夫のカヴァーがあったが、なんと名曲「嵐のキッス」!この曲は辻の歌声に合っていた。予期せぬ嬉しさ。
途中、小室をステージに呼んで「雨が空から降れば」を演奏。(辻が小室を「フォーク界の大御所」と言ったら鹿島が「至宝」の方がいいのではと助言。最後には「レジェンド」になっていた。)
一番最後は、辻がギターを置いてハンドマイクで歌った「My Friend for Life」という曲は亡くなった人に向けた歌とのことだが、明るく古橋のコーラスも含め印象に残るいい曲だった。
1. 水鏡 2. 嵐のキッス .3. 遠く離れて 4. 雨が空から降れば(w/小室等) 5. ずっと 6. マイ・フレンド・フォー・ライフ

<トークタイム>
辻、小室、そして岩井俊二で話をする。もっと小室中心の内容を期待していたが、どちらかといえば岩井中心の話だった。小室が岩井の映画に出演していたとは知らなった。

<小室等>
歌う姿をしばらく見ていなかったが、相変わらずでなにより。
この日は、谷川俊太郎作詞曲が多かった。最近の曲である「死んでから」をライヴで初めて聴いたが、谷川の鋭い詩に対する小室の曲、どちらも若々しくて感心した。
アンコールは、辻、古橋、鹿島が加わり、小室の「夏が終る」を。静かな曲調にウッドベースがとても合っていた。前回の中川五郎の際と同様、鹿島が小室と一緒に演奏しているのを見るのは個人的に感慨深いものがある。
つづいて、PPMのカヴァーは、辻は「パフ」を提案したらしいが、小室が今の世なら「花はどこへ行った」と決めたようだ。なんと岩井俊二が生ピアノで加わる。(演奏自体はおとなしく、音はあまり聴こえなかったが。)主旋律は辻が歌い、小室はコーラスを担当していたが、歌詞が違っていたようだったのは、年のせい?
前回より歌のゲストが一組減ったので、2時間半で終わり物足りない感じ。もっと小室の歌を聞きたかった。しかし、こんなイヴェントを継続する辻に感謝したい。(次回の日程は未定だそうだが。)

1. だれかが風の中で 2. 木を植える 3. 死んだ男の残したものは 4. 死んでから /en1. 夏が終る en2. 花はどこへ行った
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(配信) 3KINGS@磔磔(08/19/2022) [配信ライヴ]

昨年8月に続き、今年も磔磔で3KINGS。三宅伸治は「きっぱり3DAYS」と題して、この日から三日間いろいろな人と演るらしい。
3KINGSは、6年前に磔磔で演った三人のライヴの後で、名前を決めて今後も活動していくことが決まったとのことで、6周年だそう。静々とステージに出てきた三人は、気負う様子もなく自然に音を出し始める。曲目は昨年とあまり変わらないのだが、「りんご畑」から三曲はフォークの王の世界、「ガソリンタンク」からの三曲はロックの王の世界と流れがあることに気づいた。王を囲む他の二人もその世界の住人となって。(友部に「ぼくと鮎川君が若い頃で、三宅君はまだ子どもの頃の歌」と言われてしまう三宅は自然に二人を立てる姿勢になるのかも。)
鮎川は今年サンハウスを歌うバンド「Play the Sonhouse」を始めたと言って「ぬすっと」を歌ったが、これは見てみたい。去年のライヴでは演らなかった「大阪へやって来た」がよかった。二台の電気ギターの音が突っ走るトラックのよう。
アンコールは、三人とも三宅伸治Tシャツを着て登場。曲目は昨年と同じだったが、「夕日は昇る」の最後、三人が寄り添ってアカペラで歌う姿にグループ感が。
先日の泉谷に続く磔磔の配信は、客席の一番後ろからステージを写す引きの画面など、泉谷の際の接写とは違うカメラワークで、見やすかった。(鮎川が「中継」と言っていたのが可笑しかった。)
ちょうど二時間で「きっぱり」終了。

<セットリスト>
1. 3KINGSブギー 2. サクランボ 3. ブルースといっしょ 4. 彼女 5. こだわり 6. 雨の降る日には 7. ぬすっと 8. 暴走列車 9. りんご畑は永遠なのさ 10. 一本道 11. 大阪へやって来た 12. ガソリンタンク 13. ホラフキイナズマ 14. レモンティー 15. ぼくは君を探しに来たんだ en1. ユー・メイ・ドリーム en2. 夕日は昇る
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(配信)泉谷しげる@磔磔(08/14/2022) [配信ライヴ]

「泉谷しげる 全力ライブ スペシャル!」とのタイトル。最近のライヴは、全力でやり切って余力を残さないことを目指しているようだ。(スペシャルにあまり意味はないようだが)
生ギターでひとりで歌うが、2曲目からは椅子に座りおなじみの曲目が続くので、この調子で最後まで行くのかと思いきや、最近の曲「夕暮れの街」からは再び立って、長い曲を続けざまに歌い、最初はウォーミングアップだったことがわかる。
「起死回生」なんていう珍しい曲を演ったのは、倒れても舞台に立ち続けるという心境なのか。この曲の途中から板谷達也が登場し、ドラムスを叩く。
エレアコに持ち替え「スキル」を演奏して以降、板谷に嗾けられるようにロックな曲が休みなく続く。「眠れない夜」のリフも、しっかり弾いている泉谷のギタープレイに感心した。「疲れた」といいつつ絶好調。
再び生ギターに持ち替えた「春夏秋冬」以降は、いつもの芸風。(高い声がかすれてきたが。)「時よ止まれ 君は美しい!」でやり切ったかと思いきや、再びエレアコを持って「電光石火に銀の靴」。やはり泉谷は電気ギターの音の方が合っている。
この年代で休みも入れず、ギターを弾きまくり歌いまくるライヴをやっている人は他にいないだろう。
ひとりで歌っている際は、両脇にぴったりついているキャメラマンが近すぎて気になったが、ドラムスが入ってからは、少し引っ込んだのか気にならなくなった。

1. カウントダウン 2. 個人的理由 3. 君の便りは南風 4. 春のからっ風 5. 夕暮れの街 6. 風街へ愛をこめて 7. 起死回生 8. スキル 9. 眠れない夜 10. 褐色のセールスマン 11. Dのロック 12. 国旗はためく下に 13. 春夏秋冬 14. 野性のバラッド 15. 時よ止まれ 君は美しい! en. 電光石火に銀の靴
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(配信)辻香織フォークフェスティバル第二夜@晴れたら空に豆まいて(07/30/2022) [配信ライヴ]

辻香織は名前を聞いたことがあるだけだったが、ゲストが、松崎ナオと中川五郎というどちらも好きな歌手なので、配信を見ることにした。第二夜ということは第一夜もあったということで、5月に四角佳子となぎら健壱を招いて行われたとのこと。

<辻香織>
企画者が最初に登場するとは奥ゆかしい。(一番若いので先にやることになると話していたが。)
彼女はフォークギターを持ち、ギターとベースがサポート。ギター及びマンドリンを担当するのは西海孝という人だったが、ベースはなんと、鹿島達也!パーマ頭に眼鏡をかけてヒゲという出で立ちですぐに気づかなかった。
辻の歌は、70年代の爽やかなフォークというか、アイドル歌謡曲のような印象で、今どきとても新鮮。鹿島はそれに合わせて自己主張することのない、おとなしめな演奏。
三曲目に「サルビアの花」をカヴァーしていたが、中学生のころ早川義夫の追っかけをしていたとは、筋金入りの70年代指向で、見直してしまった。
5曲歌ったのち松崎ナオを呼んで、二人で「ブラザー軒」を。二人のヴォーカルを比較すると、やはり松崎の野性的な歌が個人的に好み。

<松崎ナオ>
鹿島がそのままベースを担当するが、名義は「鹿の一族」ではない。ドラムスはどういう経緯か、サンコンJr。
着物のような袖が垂れた上っ張りを着た松崎は、生ギターを弾きながら歌うが、これはフォークではなくロック。鹿島も先ほどとは違い、立ってブイブイ言うベースを弾く。(コーラスも。)サンコンのドラムスも跳ねるような軽快な音。最後の二曲は、生ピアノを弾きながら歌う。
デビュウ時から辻と仲良しだった経緯で、この日声がかかったようだが、この企画の中では居心地が悪そうだった。鹿島が70年代フォーク音楽にも関心があるらしいのが意外だった。

<トークタイム>
辻が晴れ豆の小上がりの畳の上に座って、なんと友部の「一本道」を歌う。コンピレーションアルバムで以前歌ったことがあるそうだが--初めて知った--、ますます彼女を見直してしまった。(彼女の爽やかな歌声にこの曲は合っていないように感じたが、ギター演奏は力強くてよかった。)
そのあと、かつて「一本道」のシングルレコードをプロデュースした三浦光紀と、中川五郎を横に据えて40分ほどのトークタイム。三浦の話は知っていることが多かったが、本人の姿を初めて認識したのと、改めて彼の偉業について復習できたのでよかった。辻が当時のことを知りたいという気持ちも伝わってきた。

<中川五郎>
最後は中川五郎の弾き語り。最近作った新しい曲が多く、精力的なライヴ活動を続けていることが伺えた。
最近は新聞記事をそのまま歌にする試みをしているそうで、最初の五所川原の笹餅を作るおばあさんの歌「ミサオおばあちゃんの笹もち」や、四曲目のスリランカの屋外図書館についての歌「図書館でデモをする、図書館がデモをする」がそれにあたる。
三曲目に歌った、ウクライナ人がウクライナ語でパンと言わせてロシア人と判断するという挿話を、大正時代の日本の15円50銭と絡めて歌った歌「パリャヌイツャ」が特に印象に残った。
最後は、高田渡が亡くなったときのことを歌った長い曲。聴いたことがあるような気もするが、初めてかもしれない。
アンコールは、辻がピアノ、西海がギターで加わって、「恋人よベッドのそばにおいで」。
さらに出演者全員で、「風に吹かれ続けている」。これはディランの「風に吹かれて」の中川訳とのことで、今に通じる歌として題名もそれに合わせたようだ。鹿島が中川のバックでベースを弾いているのが、個人的に感動してしまった。
都合3時間半の長丁場。思いがけず鹿島も見ることができ、内容も濃かったので見てよかった。9月に行われる第三夜は、小室等が登場するらしいので、こちらも見ること決定!
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(配信)友川カズキ@APIA40(07/22/2022) [配信ライヴ]

アピアで、永畑雅人と石塚俊明の三人でのライヴ。「小心者だからこの歳まで生きられた」との発言を額面通りにとっていいのかわからないが、疫禍を恐れて出歩かないようにしているようだ。この日も急激な状況悪化で、変更したかったのだが間に合わず、観客を入れてのライヴは、4曲演奏して10分換気休みを4回繰り返す形。(最後は3曲)
以前見たときより老けたという感じはなかったが、内に秘めた熱を突如放出する場面はなく、逆にこのくらい枯れて、聴きやすくなった感もある。
三人の演奏は、合わさないことを目指しているかのよう。永畑の力強いピアノの音と、トシのシンバルの音が効いていた「この世を踊れ」がよかった。「祭りの花を買いにいく」は、トシ抜きで永畑がアコーディオンでしみじみとした雰囲気を出していた。「一人ぼっちは絵描きになる」は、完全版というのか、レコードではなかった関根正二と中村彝が登場するヴァースがあった。また二人の演奏も特に熱がこもっていたように聴いた。
MCも好調だったが、普段公園に行って上半身裸で日光浴をしながらタバコを吸って、西村賢太の作品を順番に読んでいるとの話は胸に沁みた。
蟄居している間、たくさん曲を作ったそうだが、この日は披露がなかったので、今後の楽しみとしたい。(アンコールで演った姪を歌ったという「けいこちゃんの歌」なる曲は新曲?)
終わってみれば、初期の曲から最近まで、選曲も考え抜かれていたようだ。トシも含めて、元気そうでなにより。

1. 桜の国の散る中を 2. ワルツ 3. 殺されたくないなら殺せ 4. 一切合財世も末だ/ 5. 海みたいな空だ 6. あやかしの月 7. この世を踊れ 8. 家出青年/ 9. 祭りの花を買いにいく 10. ぜい肉な朝 11. 一人ぼっちは絵描きになる 12. 青い水 赤い水/ en1. 夢のラップもういっちょう en2. けいこちゃんの歌 en3. 三鬼の喉笛
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(配信)高橋徹也@Star Pine's Cafe(04/23/2022) [配信ライヴ]

昨年9月以降一年通して行うという25周年企画のひとつで、アルバム『ある種の熱』と『大統領夫人と棺』全曲演奏。
前者は、その前の二枚のアルバムに満足感を得られなかったこともあり、聴く前は懐疑的であったが、内容の充実ぶりに、やっと本領発揮かと喜んだアルバム。ジャケットもSFっぽくってカッコいいし。後者は、前者の次のアルバムということになるが、その間8年もあったのと、これを出してから高橋の活動が目に見えて活発になったことを思うと、新生高橋徹也という感があり、個人的に第二期はここから始まったと思っている。
この二つを曲順どおりに演奏するのも見逃せないが、それ以上に重要なのが、バンドメンバーが久々にすべてそろっていること。ドラムス脇山、ベース鹿島に、売れっ子キーボードsugarbeansと、ペダルスティール宮下。

定刻どおりに始まったライヴは、MCも少なく、いつも以上にストイックに演奏をしているように見えた。他のメンバーもそれに感化されて、丁寧に音を出している感じ。
『ある種の熱』アルバムは、夏を感じさせる曲が多いが、それら--「夢の中へ、霧の中へ」「Blue Song」「赤いカーテン」など--では、宮下のペダルスティールが活躍していた。また、「夜明け前のブルース」は、よりジャズ色の強いアレンジにしていたり、「La Fiesta」は、高橋の弾くコードがいつもと違っていたようだったりと新機軸も入れつつのハンドサウンド。「夏の出口」のsugarbeansのオルガンソロが出色。
『ある種の熱』全曲が終わったあと、メンバー全員一旦退場するも3分ぐらいで再び登場し、『大統領夫人と棺』にとりかかる。こちらはさらに緊張度が高い演奏。とりわけインスト曲「不在の海」からアルバムタイトル曲へ流れる演奏は、静謐から爆発へ。
このアルバムは、全7曲のうち2曲がインストなので、ミニアルバムという風情だが、一曲一曲の長さ、濃さによってお腹いっぱいという感じになる。
アンコールは「夜明けのフリーウェイ」。この曲はバンドでやるとより映える。
全部で2時間半と普段とり長丁場で、ワンステージに全力を傾ける高橋の姿を、この日も見せてもらった。
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<セットリスト>
1. 5分前のダンス 2. 惑星 3. 夢の中へ 霧の中へ 4. Blue Song 5. 夜明け前のブルース 6. 5 minutes 7. La Fiesta 8. ホテル・スターダスト 9. 夏の出口 10. 赤いカーテン 11. 夜のとばりで会いましょう /12. ブラックバード 13.. ハリケーン・ビューティ 14. Key West 15. 雪原のコヨーテ 16. 不在の海 17. 大統領夫人と棺 18. 帰り道の途中 en. 夜明けのフリーウェイ
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(配信)浜田真理子@晴れたら空に豆まいて(03/07/2022) [配信ライヴ]

Spring Triangleと題し、サックスのMarinoとドラムスの伊藤大地との三人での演奏。(前半、後半のそれぞれ最初の曲と本編最後はひとりで演奏)浜田が二人を見ながら演奏する位置を求めた結果、ステージに背を向けるような場所にグランドピアノを置くことになったようだ。(配信は関係なかったが。)
この編成での演奏は、「琥珀色慕情」や続いて演奏した「Love For Sale」のような軽快なジャズ風の曲がとても気持ちいい。伊藤は、ブラシを使ったり、時には手で叩いたりして、リズムよりも音を出す楽器のようにドラムスを叩く。Marinoは、テナーの時は力強く、ソプラノは優しくという対照がいつもより強くあった。コーラスも何曲か入れていたが、「祭りの花を買いに行く」では、二番のヴォーカルも担当。
新しい曲もあったり、カヴァー曲も初めて聴くものがいくつかあったが、そのうちの一曲「スローバラード」は、明るい歌い方がこの歌に合わないように感じたし、サビで声を張り上げなくてはならないところも浜田向きではないと思った。しかしながら、Marinoのテナーサックスの雄叫びがすばらしく、浜田の言うとおりMarinoが主役の曲ということで納得。さらにMarinoのサックスの"アイドル"が梅津と片山とは、意外で吃驚。
通常のライヴより1、2曲少なかったと思うが、ライヴハウスで普通に客を入れてのライヴは配信で見ても雰囲気が違っていた。

1. しゃれこうべと大砲~Hallelujah 2. きらめく人 3. ミシン 4. 琥珀色慕情 5. Love For Sale 6. 最后のダンスステップ /7. 君に捧げるラブソング 8. あこがれ 9. I Can't Make You Love Me 10. スローバラード 11. 祭りの花を買いに行く 12. のこされし者のうた en. 場末哀歌
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(配信)浜田真理子@Soap opera classics -Umeda-(02/12/2022) [配信ライヴ]

大阪弁護士会が弁護士の仕事を知ってもらうために開催している第三回おおさか人権フェスタは、講演などすべてライヴハウスから--「グランドピアノを常設したアコースティックライヴ中心のバー」--の配信で行われ、最後に浜田が登場して一時間演奏した。
初めて聴く人のことを考えたと思われる曲目は、6曲目までカヴァー曲で、皆が知っている、もしくは一聴で惹きつけられるものを選んだと見た。
4曲目からサックスのMarinoが加わったが、宮古民謡の「とうがにあやぐ」を演奏するのは初めて聴いた。「二人でよく演奏している」と言っていたので、その機会に恵まれなかっただけか。当然浜田が歌うのだろうと思ったら、Marinoのテナーサックスがメロディを吹くインスト演奏。祈りの歌なのだろうが、泣きのサックスで悲しい歌に聴こえた。
また、これもあまりライヴで演っていない「竹田の子守唄」もMarinoのソプラノサックスが、歌の透明感を強調する。
オリジナル曲は、最後の二曲。「恋ごころ」は、♪こんなふつうのこと わたしののぞみ♪という歌詞に改めて注目し、歌うことにしたそう。
関係者と思われる人たちが見ていたようで、拍手の音が通常のライヴを見ているようでよかった。

1. 流れ星 2. 教訓Ⅰ 3. 君に捧げるラブソング 4. とうがにあやぐ 5. 夢の中で泣いた 6. 竹田の子守唄~貝殻節 7. 恋ごごろ 8. わたしたちのうた
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(配信)前野健太@MANDA-LA2(12/29/2021) [配信ライヴ]

昨年も年末の配信を見たが、今年も「今年のことは忘れない2021」を見る。昼12時半からの始まりというのは、夜のライヴが入っているマンダラ2に無理矢理お願いしたからと見た。
最近ライヴハウスでも配信のため複数カメラは当たり前になっているが、この日は前半座って歌う前野の姿を右斜めから捉えた固定カメラのみ。逆にこれが実際に客席から見ているような気分になる。後半は立って歌う姿を正面から捉えるカメラが加わったが、画面に入る前野の大きさがあまり変わらないため、カメラの切り替わりを意識することなく歌を聴くことに集中できた。
昨年とは曲目がかなり異なり、とりわけ一曲目のYukiと作ったという曲から一番新しい「夏が洗い流したらまた」で始まる流れは、静かに前野の世界にいざなわれた。(選曲にとても悩んだと言っていた)
アンコールを含むライヴの締めで演る曲が昨年と同じようになるのは、ノーマイクで歌うのと共にこれらの曲がふさわしいとの思いがあるのだろう。今回「ファックミー」では、照明をすべて落とした上で、マイクを通さずに歌う。(会場に居れば少しは見えたと思うが、配信画面はほぼ真っ黒)
アンコールもマイクなしだったが、「東京の空」で、なんとマンダラ2のステージ右に置いてあるピアノを弾きながら、ギターを抱えたまま立って歌い切った。ピアノも弾けるとは知らなかった。
前野は、2021年について忸怩たる思いを抱えているように見えたが、新アルバムの録音がほぼ終了したとのことで、来年はそれでたくさん歌う機会があるだろう。
後半、アンコールとシャツをわざわざ替えていたが、後半のピンクを基調とした柄シャツはアニエスベーでみうらじゅんからもらったとのこと。(アンコールはピカソの絵柄の派手は色シャツ)

<セットリスト>
1. 口実にして 2. 夏が洗い流したらまた 3. 虫のようなオッサン 4. 温泉町の恋 5. いい予感 6. Shinjuku Avenue 7. 友達じゃがまんできない 8. Tokyo Station Hotel /9. 燃える耳かき 10. 鴨川 11. せなか 12. マン・ション 13. マイベッドタウン(新曲) 14. 熱海 15. 人生って 16. ファックミー 17. 愛はボっき 18. 天気予報  en1. 今の時代がいちばんいいよ en2. 東京の空 en3. 18の夏
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(配信)うつみようこ & YOKOLOCO BAND@今池得三(12/21/2021) [配信ライヴ]

Yokoloco Bandは、今年で結成20年だそう。今更言うことでもないが、よくぞこの四人--グレートマエカワ、竹安堅一、クハラカズユキ、奥野真哉--を選んだものだと感心する。キレのいいロック音楽をやるのにふさわしい技量を持っているのと同時に、うつみようこという番長に従う従順なしもべたち。学生バンドが、好きな曲を演奏しているという雰囲気。曲間のMC--チューニング・タイムか--も、観客に話しかけるのではなく、うつみがメンバーに質問する形で、練習の合間の雑談のよう。(竹安が飼っているかたつむりの「かたさん」が可笑しかった。)
最初のアルバムを聴いたのみなので知らない曲がほとんどで、真ん中にカヴァー曲をもってきて、前半後半はオリジナル--ソウルフラワーの「霊柩車の窓から」を演っていた--、と理解して聴いていたが、ノリがよく--クハラの小気味よいドラミングが気持ちいい--かつ曲が短いのがよかった。(けっこうしゃべっていたのに、2時間弱で本編20曲+アンコール3曲。)
カヴァーのハイライトは、マーサ&ザ・ヴァンデラスの「(Love is like a) Heat Wave」「Dancing in The Street」の二曲。ことに後者は、メンバー四人がしっかりコーラスを入れていたのがよかった。奥野のリクエストということで、ストーンズの「無情の世界」も演った。
ムスタングを弾きながら歌うようこさんはやっぱり男前!ワンピース姿のロック歌手というアンバランスさ!
20年前のライヴを収録したという新DVD欲しい。。
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