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(V)『の・ようなもの』(1981年 森田芳光) [ヴィデオ]

この作品は、語り口と、一風変わった物語世界が斬新だったため大いに注目されたのだろう。
男湯に女が裸で登場するという奇を衒いすぎの場面はあったが、カットバックで先の時制の姿を見せる手法は確かに新しい。(歩きながらボソボソ言うところはラップに聞こえたし。)
落語の修業をしている若い弟子たちという古い主題を選びながら、女の娘を追いかける彼らは当世の若者。ソープ嬢を普通の女性として描き、彼女に対する主人公の態度も友だちに対するよう。
恋愛映画の・ようなものでありながら、見送りにも行かないで終わる。
編集も含めて、自分がいいと思うやり方でやった映画の・ようなものという意図か。
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