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(V)『金曜日の寝室』(1978年 小沼勝) [ヴィデオ]

金曜日、会社の終業が合図されると、女子社員はトイレで下着をはき替えて、、という始まりは、現代OLものという始まりだった--大勢が働いている広い事務所風景はさすが日活と見た--が、物語は部長と肉体関係にある女子社員と、それを邪魔しようとする花屋の女の三人をめぐるもの。
戸川昌子の「金曜日の晩に」が主題歌として使われていて、本気で部長を愛している女子社員の気持ちを歌っているよう。(彼女が妻子ある部長を「あなた」と呼ぶのはちょっと違うような。。)
二人に割って入る花屋の女の狂気じみたところ、たくさんの花の上で寝る男女という画、小沼監督演出は説得力がある。
最後は、小型機動艇を使って、二人が派手に死んでしまうという破滅・心中ものといった結末。本作品は87分あって『桃尻娘』との二本立て興業だったが、彼の作品の併映とするのはふさわしくないだろう。
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