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(V)『おとぎ話みたい』(2013年 山戸結希) [ヴィデオ]

「だって、いつでも笑ってばかりの君へ」という副題付き。
女子高生である主人公の脳内音声で話が進むが、早口で語られる彼女の心理は、高校生の性急な思い詰めたような気持ちをよく表していたし、51分という短い上映時間を濃密なものにしていた。
地方の高校で、世界の文化--ダンスや哲学--を教えてくれる先生に出合い、恋するという話に、彼女がバンドの「おとぎ話」の演奏とともにライヴハウスのステージで踊っている場面が挿入される。「おとぎ話」が映画の内容にふさわしいバンドかについては少々疑問はあったが、個人的にはとても楽しめた。やっぱり曲がいいし、一体感のある元気な演奏に惹かれる。
先生は、彼女のことを生徒以上に考えたことはないと回答していたが、最後にふと見せた涙は、やはり彼女に対して特別な感情を抱いていたということなのだろう。
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