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(V)『団鬼六 薔薇の肉体』(1978年 藤井克彦) [ヴィデオ]

団鬼六ものかつ浦戸宏が緊縛で協力してはいるが、SMものではない。(途中、弁護士が突然女王様にいじめられたい変態ぶりを発揮するが。)ヤクザの情婦が、弟分とその彼女とともに、組から受ける嫌がらせを我慢しながら、夫の出所を待っている。借金返済のためにシロクロショウ--ホテルの部屋の魔法鏡を使って行為を見せる--までやっているのだが、組は彼女を弁護士の情婦にしようと画策するので、三人はアパートを借りて身を隠す。
話の骨はヤクザ映画で、大野武雄なる今作でしか名前を見ない脚本家も、ヤクザものが得意な作家の変名かもしれない。暑い中、アパートに身をひそめる三人の様子は、真に迫っていた。
出所した夫は会う前に殺されてしまうが、いなくなっても夫の体は忘れられないというのが結末。とはいえ、弟分も殺されて、起死回生もないまま終わるのは、すっきりしない。
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