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(V)『縞の背広の親分衆』(1961年 川島雄三) [ヴィデオ]

♪ベサメ~ベサメ・ムーチョ~♪の歌詞で始まる演歌な主題歌(歌はもちろん森繁久弥!)にいきなり降参。やくざの縄張り争いに、南米へ何十年も逃げていた主人公が絡むコメディで、『グラマ島の誘惑』の男三人が出演しているという魅惑的な設定だったのだが。。道路計画を中止させようと躍起になる古い祠のお狐さまも、元をたどれば娘の安産のために持ってきたものと、伝統や格式を批判するような視点も盛り込まれていたのだが。。。
川島の映画の魅力であるそれぞれの場面が次へ転がっていくということがなく、個々の場面も上滑りな印象。せっかくのスペイン語というより英語を混ぜた主人公のセリフが生きず。
渥美清も出演していのだが、ほとんど目立っていなかった。
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