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(映画)『音楽』(2019年 岩井澤健治) [映画]

声を坂本慎太郎が担当したことによって、主人公の魅力--喧嘩が強くて、飽きっぽくて、でも一旦情熱を傾けたら力を発揮する--が増した。(そもそも声が別の人だったら、この映画を見なかったかもしれない。)肝心な場面では、アップになってからしゃべり出すまでの間がすごく長い演出が絶妙だった。
笑える場面がいろいろあったけれど、特に可笑しかったのは、バンド名--古武術--と尻でリズムをとっていたというところ。笛は吃驚したけれど、漫画や映画における小道具としては特別ではない。それよりも、坂本と岡村ちゃんが同じ人の声を担当するなんて、狐と狸が結婚するようなことが起こったような驚きだった。(でも坂本の雄叫びを聴きたかった気もする。)
叙情派フォークの森田が、いきなりギター演奏に目覚め、電気ギターを弾きまくると容姿も灰野敬二のようになったのが面白かった。まさにロックの初期衝動。
オシリペンペンズ同様、古武術のあとのニーネも出してくれたら百万点だったのに。
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