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(V)『若葉学園♡チェリーボーイズ』(2008年 城定秀夫) [ヴィデオ]

チェリーボーイズ=童貞少年、ということで、三人の少年が主役の「パンツの穴」的喜劇。
三人しか部員がいない落研。主人公はひとり落語の研究に余念がないが、他の二人は童貞を卒業したいと妄想の毎日。そこへ東京は秋葉原から可愛い女子が転校してきて、主人公が夢中になる。彼女はコスプレ研究会を作りたいから部室を分割しろと、落研の部屋が『或る夜の出来事』式カーテンで仕切られてしまう。
二人が、風俗に行くお金を貯めようと居酒屋でアルバイトをして、居酒屋の女将とその娘それぞれといい仲になり、さあいよいよという時に、意中の男--海に消えたはずの夫(森羅万象)が、海から戻ってくる!--が戻ってくる状況が並行した起こる場面は爆笑してしまった。
一方、主人公は学園祭の落語で彼女への思いをぶちまける。普通なら省略してしまうところ、城定監督は落語を見せるという力業を繰り出す。「猫の皿」の最後、映画の中でも外でも、見ている人は見事にオチた!
大正時代の落語名人が現れて「自分をさらけ出せ」と主人公に助言するなど、女の子は脇の扱いの男子高校生の成長物語であった。
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