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(映画)『嵐電』(2019年 鈴木卓爾) [映画]

嵐山への電車だから「あらでん」かと思っていたら「らんでん」だった。恥ずかしい。
電車にまつわる話を書いている作家、電車を8ミリカメラで撮影することに情熱を燃やしている高校生、映画村の近くのカフェで働く女性の話が並行して語られる。嵐電は常に中心にあって、映画の最初から最後まで、ずっと電車が走っている印象がある。
三者三様の物語は恋愛が主題で、それらを紡ぐだけでなく、電車が別の世界への乗り物となるかのような幻想場面を普通に導入しているところが秀逸。(登場人物の名前も童話風にしているようだった。)
普通であれば、電車が幸せをもたらすとなりそうだが、狐と狸の車掌が乗っている電車に乗り合わせたら大切な人と別れる、とくるのは、己の力で切り開けということか。
女性だけが電車を降りて発車するまでワンカットで撮った場面が印象的。外側からだけでなく、嵐電の内も見せてもらったが、改札の仕組みが見ていてわからなかった。。
この作品の音楽こそくるりに頼むべきだったのでは。
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