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(V)『弥次㐂多道中双六』(1958年 千葉泰樹) [ヴィデオ]

京都までの後半の旅を描いた同じ年の12月に公開された続編。もっと続編らしい題名にした方がよかったような。(なぜこちらは略字?)
一旦、江戸へ戻りかけた女房二人が、四日市を目指す十返舎一九と出遭って、弥次喜多の後から京を目指す旅にでる。
道中の挿話でつなぐ形は同じだが、途中弥次さんが男めかけになり二人がバラバラになるのは旅の趣旨から外れすぎているような。
父親の借金のかたに拉致された娘を助けるべく、富山の薬売りと別嬪酒場を営む座長ののり平が乗り出し、幡随院長兵衛よろしく、借金を帳消しにして大暴れ。彌次さんが、下駄で歌舞伎の拍子木よろしく音を立てながら、立ち回りに躍動感をつける場面は、ノリがよく軽快で楽しい。
今作は、ミュージカル要素がなかったが、最後は二人が女房と合流して、大勢が祇園踊りを踊って明るく締めた。
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