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(V)『続おんな番外地』(1966年 小西通雄) [ヴィデオ]

前作では、刑務所の場所を特定する必要はなかったが、今作は話の都合上必要となって、栃木刑務所としている。そこを三年で出所した主人公--いくら模範囚となっても10年の刑なのに--のシャバでの生活が描かれる。
これは見ていて気が滅入ってくる映画。彼女が懸命に美容師として働いているのに、チンピラの男が登場して、何度も職を失う。その男のしつこさたるや。刑務所の友だちに頼まれたから男を訪ねただけで、彼女にまったく落ち度がないからこそ余計見ていて気分が悪くなる。途中、「別荘」の友だちに遭え、ほっとしたのもつかの間、男を撃退する手立てはない。
最後は別荘に戻るしかないのかと見ていたら、それだけは回避される流れとなったのだが、せっかくの情夫も自分の都合しか考えておらず、登場する男はことごとく女性の敵であった。
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