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(V)『青春大全集 愛とは何か』(1970年 水川淳三) [ヴィデオ]

「青春大全集」なる題名は、日活青春映画をそのまま松竹に持ってきたような響き。そこから群像劇を想像してしまうが、横浜を舞台に22歳の男女の恋愛の行く末を描く内容。
二人は、土曜日だけ接吻をするという取り決めをしていて--昼間公道で熱烈に接吻するという激しさ!--、それが肉体関係にどう進むかという主題を取り入れているところは一歩進んだか。
しかし、最後婚姻届けを出しても、接吻だけのまま終わる。(男が前衛詩人なる女と寝た事実はどうなったのか。)
水川監督は、丁寧な画面づくりをしていて、さらに演ずる二人のよいところを自然に引き出していた。見合い相手が、竹脇無我と最強だったのに、主人公は映画初出演の松橋登とハッピイエンド。
子どもを狂言回しとして使うところは、個人的に好かなかった。
吉永の歌う主題歌の他、歌手の宣伝も兼ねていて、由紀さおり--「手紙」--、日吉ミミ、野村真樹--久々に思い出した--と、三人も歌う場面があった。
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