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(V)『喧嘩駕籠』(1953年 冬島泰三) [ヴィデオ]

武家のじゃじゃ馬娘と、その家に住み込みで入った下男との恋愛喜劇。そこに少し間抜けな鼠小僧--演じるのは森繁--がからむ。
姫は周囲のお付きの女性たちにも剣術を奨励し、往来に出て積極的に争いごとに向かっていく性格。彼女の勝気ぶり、下男を気に入っているのだが、かえって意地悪してしまう様子が面白い。(下男を懲らしめようとして逆に顔に墨を塗られてしまう。)
親が決めた結婚相手が、実は下男その人だったというオチが明かされたあと姫が悪い奴らに拉致されてしまい、話にもう一山。助けに行くのは当然婚約者で、鼠小僧の手助けも借りながら、見事に彼女を取り戻す。
さすがの姫も彼の前では頭が上がらなくなって、結婚前の教育が奏功してハッピイエンド。
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