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(V)『あちらにいる鬼』(2022年 廣木隆一) [ヴィデオ]

女性作家を主人公とした話かと思ったら、彼女と付き合う妻子ある男性作家及びその妻の三人を描く話だった。
興味深く見たのは、男女の愛人関係はどのように終わるのかという点で、しょっちゅう会っているような間柄でなく、また不可抗力的に止めさせられない限りは、ズルズル続いてしまうものだ。
二人が最初に接吻する際の熱さ、いやらしさがそのあとあまり出てこないのが、荒井脚本として物足りなかったが、60年代から70年代の社会情勢を入れ込んでいるところは荒井らしさ。
『ヴァイブレータ』から20年近く経って、浜田真理子--16年前の歌「恋ごごろ」--を主題歌に使ったのは、監督、脚本、主演、誰の発案か。
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