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(V)『胸に輝く星』(1957年 アンソニー・マン) [ヴィデオ]

題名は胸につける保安官の印のこと。かつては保安官をやっていた賞金稼ぎの流れ者が、新米保安官を一人前にする話。
主人公は折に触れて新米保安官を助けるが、けっして保安官印をつけようとしない。職務に忠実だったばかりに妻子を不幸な目に遭わせた過去に囚われているのだ。しかし、最後にそれを曲げて印をつけて出てくるところが肝。
これによって、町の癌は除去でき、新米保安官の意思は守られ、そして自らも新しい妻子を得て再出発できるという見事な成長物語。
主人公の行動が落ち着くやいなや新たな問題が生じるという語り口がうまい。
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