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(V)『子連れ殺人拳』(1976年 山口和彦) [ヴィデオ]

『浪曲子守唄』のように、主人公に子どもがいるのかと思いきや、ヤクザに雇われて金を稼ぐ日本刀の達人の方だった。主人公も同じように、ヤクザの組に得意の拳法で自分を売り込む。
敵対している二人は、もともと兄弟分で、刑務所に入った親分が隠した5億円の麻薬をそれぞれが手に入れようとしている。主人公は二人の間でうまく立ち回って、隠してあった麻薬を発見する。
そこで、日本刀使いと決闘して相手を倒すのだが、残した子どもを託されるところは、古い任侠ものの展開。実の母親を探し出して、子を引き取ってもらうおうとするが、彼女もすでに家庭を持っていて、それはできない相談。。
結局、子どもは彼が面倒を見ることになって、最後は題名どおりの展開となるのだが、吃驚したのは、収監されている親分が取り巻き連中とともに突如脱獄してきて、主人公と対決するところ。クライマックスを盛り上げようという意図だろう。。
ブルース・リーは言わずもがなだが、「子連れ狼」の影響も有り。
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