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(V)『実録桐かおる―にっぽん一のレズビアン―』(1974年 藤井克彦) [ヴィデオ]

桐かおるとは、ストリップ小屋でレズビアンショウをやって人気を博していた人らしい。冒頭、京都の千中ミュージックで実際四人で演っている様子が写される。短髪で旅回りの座長のような風情のある人。
彼女のドキュメンタリーのような体裁をとっているが、京都で行きつけのバアのマダム--中島葵--と、桐に見込まれて仲間入りする若い女--芹明香--を登場させて、創作ドラマ部分を入れている。この二人の部分がしっかり見せてくれるので面白い。
カラーで始まった映画が白黒になったら、場面の途中から色がついたりという工夫をした意図がわからなかったが、白黒場面--芹が河原で男を誘う場面など--が美しかったのは、安藤庄平の技。
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