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(映画)『娘三羽烏』(1957年 穗積利昌) [映画]

三人娘が顔見世する最初が秀逸。飛行機の客室乗務員、外国自動車の販売員、京都から出張帰りの雑誌記者。飛行機、自動車、電車と違う乗り物を使って三人とっも職業婦人であることを簡潔に見せる。
三人は姉妹だと思って見ていたら、途中で友だちだったことがわかる。三人が伴侶を見つける話なのだが、結婚に強い願望を持っているわけではなく、三人とも男性に対して自分の気持ちを明け透けに告白するところが、仕事を持っている部分と相まって新しい時代の女性を感じさせる。
最後は、二人が次々と相手を射止め、さて三人目もと思ったらそこはうまくいかない。同時に結婚式を挙げる--場所はニコライ堂!--二人が、式を抜け出して協力して、三人目も無事相手と結ばれるという結末。
それぞれの男女が接吻しようとすると邪魔が入るという形式が何度も繰り返され、微笑ましかった。
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