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(映画)『春らんまん』(1968年 千葉泰樹) [映画]

吉村公三郎監督を『婚期』を脚色したもの。大映の女優陣に負けず劣らず、こちらの東宝女優陣も豪華。
長男と結婚して家に入って来る女性を演じる女優の違い--前者は京マチ子で、後者は新珠三千代--で、こちらの嫂は健気に頑張る控え目さによって、長男を中心に物語が運ばれる。
この長男が、愛人を囲ったりしているのだが、こそこそしておらず憎めない。(両親不在の家庭にあって、父親の役割を果たしていることもある。)
次女、三女にいじめられて可哀想な嫂が起死回生の反撃に出るのが、大勢の前で、ケーキを顔にぶつけるという派手な見せ場。
最後は、次女が思いがけず結婚するの流れとなって、14回見合いをした彼女が花嫁衣裳で「おまたせしました」と言って幕となるハッピイエンド。まさに春爛漫。
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