SSブログ

(V)『淺草の鬼』(1955年 松林宗惠) [ヴィデオ]

「浅草の鬼」と呼ばれている主人公が、なかなか姿を現さないところに期待を抱かせたものの、登場すると、劇場の照明係をしているチンピラのような男で、魅力に欠ける。
主人公が世話になった劇場主を殺した犯人を突き止めるという話なのだが、意外性はないし、主人公が惚れている女は、写真家と恋愛関係にあって見向きもされないというちぐはぐさ。
最後は浅草から、千住あたりのガスタンクがある場所にしたのは、米国犯罪映画風か。浅草でのロケは浅草寺境内を少し見せるだけだったのが残念。
nice!(0)  コメント(0)