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(V)『疵』(1988年 梶間俊一) [ヴィデオ]

花形がパリッとした恰好で現代に登場したような雰囲気。昭和20年代ではなく30年、40年代のようにしか見えない。無軌道ぶりもあまりないし、恋女房とのロマンスを見せる話は、80年代後半の世相が影響しているのか。
喧嘩する場面で、振り回す拳や蹴りが一発で決まるところは、実際の花形を意識した演出と言えるが、それ以外、安藤や花形以外は、仮名か架空の人物だったのも原作と映画は別物と考えるべきなのだろう。
最後は、恋女房がアパートの部屋にいる白昼--実際は夜--に襲撃されるので、彼女の腕の中で、、と見ていたら、斃れてあっさり幕となり、逆に吃驚した。
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