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(映画)『銀座っ子物語』(1961年 井上梅次) [映画]

女優陣は脇の扱いで、銀座に店を構える帯店の三人息子が中心。長男、次男はすでに働いていて、三男は大学生。それぞれレスリング、アメフト、ボクシングをやっているスポーツマン。
三人が同じ女性--ホテルオーナーの娘で、ホテルの企画・運営をやっている有能な女性--に惚れて、それぞれ得意のスポーツでカッコいいところを見せようとするがうまくいかない。(三人とも気絶するのが可笑しい。)
大映の顔と言える、川崎、川口に加え本郷の三人をそろえ、父親役の中村鴈治郎のスケベで調子のいいところを堪能するという男優陣を楽しむ映画。三兄弟がまたうまい具合に若尾、野添、江波と結ばれるという図式は、まさにハッピイエンド。
父親がヤクザにからまれ、駆け付けた三兄弟が追い払ったら、さらに多勢で仕返しに来るという流れは変則だったが、警察につかまった彼らをヤクザの親分が円く収める。そこだけ登場する安部徹がおいししところをさらっていった。
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