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(V)『痴漢電車 極秘本番』(1984年 滝田洋二郎) [ヴィデオ]

『ちんちん発車』でめでたく結婚した二人が、本作では、猿飛佐助と服部半蔵の手下かげろうという設定。冒頭、木に飛び移りながらの二人の忍者合戦は、なかなか本格的で吃驚。
慶長20年、大坂夏の陣直前の時代から、時空を飛び超えて現代へ。(なぜ場所も大阪から山手線の中へ)佐助は、電車で痴漢をして知り合った娘の家に居候。一方、女忍者が逃げ込んだのは三浦屋というトルコ風呂で、なぜかそこで働きだす。
居候先の娘が、東大で歴史を勉強している秀才--加えて服部半蔵の子孫--だったため、真田幸村の暗号を解いて豊臣家の財宝を探すことに成功する。女忍者の方は、電車の中で痴漢されて知り合った霧隠万蔵--池島ゆたか--に誘われて、歌手として売り出すことになる。(服部半蔵の子孫も誘われて二人で、「お忍びシスターズ」となる。)
財宝を狙っていた万蔵を倒して、佐助とお忍びシスターズは財宝を探しあてたが、そこでなぜかまた時空を飛び超えて、結局豊臣の財宝は、男色していた徳川家康のものになったとさ。忍者が現代に来て生活すると面白さと、登場人物の設定がうまく作られていて、とても楽しめた。
この作品は忍者が出てくるせいか、暗い中での絡み場面が多いという工夫も見られた。
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