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(V)『痴漢電車 発射オーライ』(1981年 中村幻児) [ヴィデオ]

若い警官が童貞をいかにして捨てるかという話。電車は少し出てくる--制服のまま乗っているのは違和感があった--ものの、話の本筋ではない。
主人公の飄々とした感じが、カラッとした喜劇になっていて、これは80年代の明るさ。最後に人を撃ってしまっても、その明るさを曇らせるようなことにはならない。
拳銃の発射と、主人公自身の発射が重ねあわされていて、警官としてあるまじき行為も、本人にしてみたら本懐を遂げたという感じ。
夜の街を主人公と友だちでうかれ歩く場面をとらえた画面など、さすが中村監督、うまい。
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