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(V)『池袋ヤンキー戦争』(2010年 城定秀夫) [ヴィデオ]

新宿ならばコマ劇場前--今やそれはもうないが--に匹敵する場所として、池袋西口公園の噴水を持ってきた。
物語は、チンピラ集団同士の諍いに、相手の背後にいるヤクザ組織が絡んでくるという月並みなものだが、最後の展開は、常識を蹴散らした感じ。主人公の仲間の長が死んでいるのが噴水で見つかり、仲間がバラバラになって終わるところを、ひとりヤクザの事務所に殴り込みに行って壊滅させる。母親の男から暴力を振るわれた過去から、仲間に親切にしてもらったことを含め、主人公の行動が説得力を持って描かれていた。
版権のない曲を使う城定監督の得意技は、この作品では「ヤンキードゥードゥル」。(と、池袋と言えば「ビックカメラの歌」)そして、主人公がティッシュ配りの仕事をするのは『さびしい人妻 夜鳴く肉体』での自分の役を思い出したか。。
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