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(V)『変奏曲』(1976年 中平康) [ヴィデオ]

70年代によくあった、男女を海外それもフランスにおけば雰囲気のある恋愛映画の出来上がり式の作品。そういう偏見で見ると、それほど悪くなかった。
主役の麻生れい子に、『やくざの横顔』での不良娘の魅力は失われていたが、大人の色香があり、鼻の穴の形が美しかった--撮影の浅井慎平はそれを知って顔を下から撮る画を多くしたのか--し、活動家の男を演じていたのは佐藤亜土というパリ在住の画家とのことで、すれた活動家に似合っていた。二人のセリフ回しが、アフレコだったせいもあってか、本を読み合っているようだったけれど。
原作は、先日東監督の映画を見た際、話題に出た人。
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