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(V)『舞妓はレディ』(2014年 周防正行) [ヴィデオ]

地方から出てきた少女が京都の料亭で修業をして舞妓になるまでの話となれば、音楽も邦楽を取り入れたものになりそうだが、踊りと音楽は欧米ミュージカル風にしたところがミソ。
種ともこの詞が先に出来て、周防義和がそれに曲をつけたという制作過程は、種の本で読んだので知っている。(京都弁の素養がある彼女は、イントネーションと曲の旋律についての助言も行った。)
歌と踊りは見どころ--厳しい踊りの師匠が突然踊りだすところなどとても楽しい--ではあるが、数は多いけれど、ひとつひとつが短く、あくまでも話が主体となっていて均衡がとれていた。
セットも見もので、こじんまりとした料亭街はもちろんのこと、大学の研究室が、『教授と美女』を思わせるらせん階段付きの天井の高い部屋もよかった。
この作品も主人公は新しい人という配役。
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