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(V)『さすらい』(1962年 野口博志) [ヴィデオ]

サーカスの空中ブランコ乗りが、後輩を死なせてしまい、サーカスを辞めて船乗りになる。数年後、日本に戻ってきてなぜかヤクザの手先となる。(最初断っていたのに、手先になってしまったのは、あとで場面が削除されたのではという唐突さ)
「シバタサーカス」なる実在の団体の協力をあおいでいて、空き地にテントを張って全国を巡っていたサーカス団の様子が楽しめる。(空中ブランコが主だが。)テントが放火で燃えてしまう場面があるが、檻の中の動物たちはどう助けたのだろう。。
ブランコ乗りをやめた主人公が再び技をみせる場面は、もう少しタメのあるいきさつが欲しかった。ヤクザに無事借金を返して、海外公演の契約をとるのに、二台のヘリコプター間で空中ブランコをやるのがクライマックスとなって吃驚。さすがにそこは合成画面となっていたが、荒技に成功した主人公が海外公演に行かなくてよかったのか。。
最後はヒロインを他の人に譲り、主題歌「さすらい」の歌詞に合わせ、主人公はひとり去っていく。
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