（映画）『白衣の妹 無防備なお尻』（2018年 加藤義一）

田舎に帰って、開業医のもとで看護師をすることになった主人公。若い医師のことを好きなってしまい、いろいろあらぬ妄想をするが、彼の方にその気はない。
彼をを主人公を弄ぶ遊び人とするのはありきたりなので、マザコン男っぽくして、主人公の同級生の金持ち娘に可愛がられるという設定にしたと思われるが、この造形にあまり説得力がなかった。（せっかく主人公がメガネをとって化粧を変えたのに、それが生かされない。）
一方、彼女のことをずっと思っていた幼馴染の男がいて、彼女の本質を見ている彼とのロマンスという主となる話は、しっかり描けていた。
子ども時代の思い出を使って、今の自分たちをメダカに喩えるのは嗤ってしまったが、彼の思いが通じてハッピイエンドという爽やかな幕。
これもロケ地は嬬恋村か。主人公のあだ名がパンタと呼ばれていたのを気に留めるのは私ぐらい。