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(V)『夢がいっぱい暴れん坊』(1962年 松尾昭典) [ヴィデオ]

小林旭が歌う「ペパーミント・ツイスト」に合わせツイストを大勢の人たちが踊っている冒頭は、最後に行われるツイスト大会から取り出したもので、「銀座の次郎長」第三弾となるこの作品はツイスト踊りが売り物。(「アキラのツイスト」という歌は、三味線を入れた和もの音楽だったが。。)
物語は、主人公の店の前に「銀座貴族」なるフランス料理店ができ、その経営者があくどい男で、主人公が最後に駆逐するというものだが、前二作では近藤宏が主人公の側で喜劇的な役どころだったのがミソだったのに、今作ではおなじみの悪役に回ってしまい、ひねりがなくなった。
銀座の街は当然日活撮影所のセットだが、実際に銀座でロケもして、主人公を走らせる画面をうまくつなぎ合わせていたところが松尾監督の持ち味と見た。
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